2012年4月22日日曜日

健康体力根性

こともあろうに大学というところではあるのに、新しいクラスで実習授業を始めるときには必ず「遅刻をしないように」という注意をせねばならない。しないと、ずるずると遅刻をする学生が続出し、授業の進行に支障を来すからである。
小学校ではないので、風邪をひいたからと言って欠席届を出す必要はないが、だからと言って休んだ日のことをもう一度おさらいをすることはない。風邪をひいて熱を出すのも自己責任、というのが基本である。
もちろん、出席することが目的ではないのだから、実習についてこられない、あるいは周囲が気を遣わなければならないような体調でやってくるなど論外である。
だから、実習授業で最も大切なことは健康体力根性、と最初に伝えておく。出来れば入試の科目に入れて欲しいくらいだ。
いくら成績が良くても、毎度二日酔いでふらふら、10キロのカメラも持ち上げられず、ワンフロアの移動でもエレベーターを使い、ちょっとそれを注意すればふくれっ面で移動なしの撮影で済まそうとする、などという学生は「実技」に向かないからである。

はてさて、大学で教えることって、こんなことだったかしらん。

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