2012年4月3日火曜日

決まり文句


本日は春の嵐。台風のようなお天気である。

台風と言えば、子どもの頃は夏休み終盤の恒例行事のようなものだった。風が強くなる前に家の周りを確認し、飛ばされそうなものは家の中に入れ、雨戸をたて、早くに寝てしまうのである。
台風翌朝というのはたいていお天気で、朝から陽光さんさんという感じになる。外が明るいと、雨戸の節穴から光が入り、お星様のようだった。ちなみに、この穴を通して光が対面の壁に届くと、外の風景が逆さに映る。いわゆる「ピンホール」で、「カメラ」つまり写真機の原点でもある。
写真の授業での初日は、「雨戸の節穴」というのが決まり文句で、これから写真機の原理とフィルムの科学的な解説で始まる。
ところが、アルミサッシというのが世の中に出てきて事情は一変した。雨戸はスチール製で節穴などないし、雨戸すら知らない学生もいたりする。

常套句が難しくなった今日この頃でもある。

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