新学期、1年生のクラスの会話は、出身校や出身予備校のグループを中心に始まる。
多浪とは逆のタイプが、現役合格のフレッシュな1年生である。
本心なのか、天然なのか、傍目には判断しづらい「無知は武器」なタイプがときどきいたりする。例の「知りませーん。教わってませーん」である。
しかし、知らないのに強引に作業を進めようとするので、無理にねじを回してねじ切ったり、背面パネルを陥没させたり、三脚の足を折り曲げたりするのが、このタイプである。
知らないなら、機械を壊す前に、ヒトコト聞いてほしいものだと毎度思うのだが、決して聞きには来ないで、壊してから「壊れました」と言ってくる。「壊れました」ではなく「壊しました」と言い換えて欲しいものである。
現役が多いクラスは、ティーチングアシスタント(授業の助手)と一緒に、鵜の目鷹の目で作業を監視しなくてはならない。
フレッシュな1年生には、実習授業では要注意なのである。
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