2019年4月12日金曜日

よそいき

先週末から今週半ばは、関東圏内では入学式シーズンである。ぴかぴかの、いちねんせい、とおぼしき人々が歩いている。どうかすると、ぴかぴかなのは、入学する子どもではなく、付き添いのお母さんだったりする。日頃着慣れないツーピースのスーツにハイヒール、胸元にやたら大きな花があったりする。お父さんの方は、サラリーマンならまあ普段着だろうなあという背広なので、無理矢理感はないのだが。
3月末から4月初めは、新入社員らしい人々もよく見受ける。電車の乗り換えであたふたしていたりするのもそうだが、男子は背広を「着慣れていない」様子なのがよくわかる。
服に着られる、という言い方をよくするが、そんな風景も4月ならでは、である。

2019年4月11日木曜日

始まり

4月、というのは新学期、年度初めである。おかげで年末年度末と、毎年11月から4月半ばまでは慌ただしい。
毎度ながら、年度末の駆け込みで、路上は工事が多い。トロントに行ったときに、「ここには季節が三つしかない。夏と冬と工事中だ」と言われたことがある。要は、季候の良いときに工事が集中していると言うことなのだろう。東京の場合、工事中は年度末である。
3月も半ばを過ぎると、今度は引っ越し渋滞が増える。路上にトラックが2台ほど駐車して引っ越しである。郊外だと、まだ土地の余裕があるので、そうそう渋滞にはならないのだが、都心は大変である。ここ数年は、引っ越し業者も大変らしく、少ない人員で荷物を運んでいる風景をよく見る。ことに今年は、やけに早朝とか、夜間引っ越しも見かけた。夜逃げではあるまいが、ご苦労である。
それが一段落するかしないかの時期は、花見渋滞である。目黒あたりに仕事に行っている時期と重なるので、目黒川付近の渋滞は大変である。コンビニや酒屋の前の路駐、横断歩道でないところでいきなり横断するカップル、あきらかに土地勘がないドライバーがいきなり車線変更したりする。
年度初め、毎年のように、大変である。