2019年3月19日火曜日

3月というのは年度末である。12月に年末だったのに、またぞろ「末」である。
学校関係が忙しいのはもとより、この季節は道路工事も忙しい。急いでいるときに限って道路工事で道が混み、通行止めになっており回り道をしなくてはならない。人間、締め切りが目前に来なくては働かない、ということが実感できるのが、ここ1−2ヶ月である。
受け持っている通信教育課程のレポートの締め切りが2月末、だから年明けくらいからぼちぼちと提出物が増えて来て、2月半ばになると毎日のようにどんどん届く。採点する側は、人数が増えるわけではないので、どんどん未採点が溜まっていく。締め切り間際と言うこともあって、「とりあえず」なレポートの割合も増えてくるので、合格率が下がる。おかげでこちらのモチベーションも下がる。悪循環である。中には、情に訴える「お手紙付き」というのがある。「この単位さえ取れれば卒業です。就職も決まっています。よろしくお願いします」という手合いである。本当に、「この単位さえ取れれば卒業」な学生は、こんなお手紙付きで、締め切り間際にギリギリセーフな提出などしない。事務方で調べてもらうと、同じ手紙をつけたレポートが何通も出ていたりする。どれかひとつでも落ちれば「卒業できない」低空飛行タイプである。案の定、課題違反なレポートだったりする。逆立ちしても合格点にならなくて、どうしようかなあと思うのだが、他の科目でも同じような提出だったらしい。助手に相談すると、「誰が一番先に不合格にするか」と様子伺いしている先生が数名いるらしいとのこと。助手からは淡々と「いつも通りに採点して特別扱いしないように」と注意された。ある意味で、通信教育の方が採点はドライでシビアである。