2020年9月10日木曜日

再開

 勤務校の入構禁止措置が緩和になったのが7月半ば、以降いくつかの授業では対面授業が再開された。9月の2週目が、本来、後期授業開始にあたる。それを機に、というわけなのか、他学科他授業科目でも対面授業が開始され始めた。

担当している学科は、グループワークの実技授業が多いこともあって、かなりの授業科目が「対面」方式で再開された。もっとも、外国人留学生がクラスに数名含まれており、こちらは未入国、あるいは感染第2波の時期に帰国、などしている。まだしばらくは、入国の予定が立ちそうにない。他にも、感染不安のための登校自粛、対面授業期間内の体調不良で発熱や咳が発生した場合は保健室が強制的に10日以上の出校自粛を求めている。いずれも、「対面授業欠席を公欠扱い」なのが、教務事務からの要請である。そのため、授業を生配信、自宅からリモート参加、あるいは別課題対応などが必須である。私の担当科目ではリモート参加ではなく、別課題対応にしたので、学生の状況によって個別に課題を準備した。例年授業が同時並行3本立て、くらいの感じである。何だかな。

対面授業そのものは、大学が要請している「感染症拡大予防措置」に沿って運用している。全員マスク着用、フェイスシールド配布、アルコール消毒液の個人配布と、教室内常備、授業終了後の机や椅子の消毒作業、もちろん教室内に入る人数が制限されるので教室2箇所を回りながら作業する。マスクしながら話していると、声が通りにくいのか、聞きづらいと言われるのでいつもより大声になる。3時間後にはいつもよりもヘトヘトである。

前期が入構禁止だったこともあって、夏休みはほぼ返上で対面授業となった。実習授業は肉体労働なので、毎日ヘトヘトである。学生の方は、授業が終わるや自宅に戻ってリモート講義、あるいはリモート受講用に開放された教室にパソコンを持ち込み講義を見る、という感じである。相対的にリモート授業が多いからなのか、学内人口もいつもより少なめ。例年とちがう、ビミョーな後期授業開始である。