大学の実習授業は180分が一コマである。
実習授業は、基本的に肉体労働である。講義と違って、身体が動いているので、授業中の居眠り、というのはあまりない。
…はずだ、と思っていたら、実習でも居眠りする学生を発見した。
コンピュータを使った授業で、一人の学生がマウスを持って何か考えている様子である。うーむ、作品制作に悩んでいるんだなあ、と思っていたら、5分経っても同じ姿勢で悩んでいる。近寄ってみると悩める表情でフリーズ状態である。しっかり寝ていた。
さすがに撮影実習なら、寝ることはない。
…はずだ、と思っていたら、そんなことはなかった。ある日の撮影実習では、カメラを構えている三脚の足下で、メモと鉛筆を持ってしゃがんでいる学生がいた。撮影の邪魔にならないように小さくなって感心、と思っていたら、カメラマンの「カット、オッケー」というかけ声にも反応しない。近寄ってみるとメモを取る態勢でフリーズ状態である。しっかり寝ていた。
こういう授業でも「寝ることが出来る」のは、特技なのか、ナルコレプシーなのか、悩むところではある。
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