大学の授業は朝9時に始まる。
学生から教える側になって、変わったことはいくつかあるが、そのうちのひとつは「学生は遅刻できるが先生は遅刻できない」ということである。
数年通っていた専門学校では、教える側は「タイムカード」である。授業開始10分前が出勤の定刻で、それよりも5分遅れるごとに講師料から10%が引かれる。だからといって、授業を5分延長したり、学生の質問で5分間引き留められたりしても、講師料に10%の割り増しはつかない。私の通っている大学は出校簿というのがあり、学校に来たらはんこかサイン、自己申告システムである。こちらの遅刻や早退や延長はあまり細かくは問われない。一方専門学校などは、学校経営がビジネスなのだから、当然いろいろと厳しいが、世間一般、会社的な考えでいえば当然なシステムで運営されていたりする。
専門学校は都心にあって、9時始まりの授業だと、ラッシュアワーの最中にもみくちゃにされながら学校に通うことになる。通うだけで一苦労、学校に着いた頃にはへとへとである。世間のビジネスマンというのは毎日このような苦行を強いられているのであった。「お父さん尊敬!」を再認識した。
お願いだから8時始まりとか、7時始まりにしてくれれば、こちらはもう少し楽なのだが、学生さんは少しでも遅く始まる方がいいのだろう、やはり9時始まりの授業は遅刻が多かった。
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