2012年5月27日日曜日

あっさり

同居人と暮らし始めた頃、あちらのご友人がいろいろと「対策」とか「注意点」などを教えてくれた。
いわく「食うには困らない」。

まあ堅いところにお勤めだから、と思っていたら、「違うよ」と言われた。
「食う金には困るかもしれないけど、食事の心配は減るよ」。

確かにそうであった。

無類の食いしん坊で、食べるのが大好き、ちょっと不機嫌でも、美味しいもので機嫌が直るので、まあこちらとしてはありがたい。
妹の婿さんは、今晩のおかず何にする? と聞いても、何でもいいよー、という返事が多いのだそうである。うちの同居人は必ず「あれとこれ」とご指定がある。なくても好き嫌いなく、たいていは完食してくれる。メニューを思いつかないときや、困ったときはありがたい。
食事の用意はお手の物なので、今日のコックさんはよろしくー、も大丈夫。こちらが仕事で遅くなっても、食事の心配はあまりしないで済むのでとってもありがたい。
風邪で寝込んでも腹痛でうなっていても、自分のご飯は自分で何とかしてくれる。その上、「何か食べたい?」と聞いてくれる。
ううう、ありがたい、あっさりしたものが少し、食べたいな-、と布団の中から手を振る。
買い物から帰ってきて、用意できたよーと持って来た盆の上は、にぎり寿司にもずく。
ううう、確かにあっさりしているかもしれないが、私は胃腸風邪、お腹がこわれて痛いのである。

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