2012年5月5日土曜日

オーライ

やっている授業の一つは、どちらかと言えば「デザイン寄り」なアプローチを要求している。「表現」そのものを要求しているわけではない。作品の制作過程や、その考え方を学ぶカリキュラムを組んでいる。

美術学校ではときどき「結果オーライ」な課題や最終提出があったりする。しかし、ここではそれは正解でないことが多い。デザイン的な制作過程とは、条件を見極め、作業範囲を絞り込み、出題者(社会ではそれがユーザーやオーディエンスになる)の要求に添っているか、確認しながら作業をする。

すごーく当たり前な作業を要求しているのだが、なぜかときどき「やりたいことをやってみた」な作品が出てくる。

なぜなんだ。

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