2012年3月15日木曜日

見知らぬもの

授業をやっていると、学生さんの反応がとっても新鮮なことがある。
ときどき、意表を突かれるので、自分のことをつい振り返りたくなる。

撮影の後は編集作業である。
コンピュータで動画を編集するようになったので、コンピュータのスキルというのも当然必要になる。

動画編集で面倒くさいのが、データの管理である。
大量で多様なファイルを扱う。以前は初心者が簡単には作業を管理出来なかった。コンピュータのスペックが上がり、大容量の高速HDDを使えるようになったら、アプリケーションのインターフェースも変化した。アプリケーション側で、適当なところに必要なデータやフォルダをアプリケーションが作成して保存したり、使ったりするようになった。だから、ユーザーの方は動画を「いじっている」気になっていたりするが、実際にはいくつかの、さまざまなデータを、アプリケーションがとっかえひっかえ読み込んだりしている。

当然のように、自分が作業を終わって、自分のフォルダを見たときに、「身に覚えのない」データがいろいろと入っていることになる。アプリケーション設定のデータだったり、音声データだったり、時間軸のデータだったり、いろいろである。
「なんだこれは」とパニックになって叫び、「作った覚えがない」と捨ててしまう学生が当初は続出した。もちろん次の日には作業の続きは出来ない。作った覚えのないデータが、アプリケーションには必須だったのである。

動画編集なら、まあ自分が怪我したりするわけではない。昨日と同じことをもう一度やればいいだけである。たいがいそういった学生は、同じ過ちをしない、と思っているのだが。

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