2012年3月7日水曜日

しっぽ

授業をやっていると、学生さんの反応がとっても新鮮なことがある。
しかし、「壊す」ことにかかる場合は、新鮮を通り過ぎてびっくりである。

授業で使っているコンピュータは、マウスを授業時に貸し出すシステムになっている。授業時には、マウスを配り、終了時にマウスを回収する。
現在全てのマシンにワイヤレスのマウスが設置されている。
ワイヤレスのマウスだと、途中で電池切れがあったり、アンテナとの混信があったりして、ときどき不具合が出る。面倒くさいのだが、ワイヤレスを使用している以上は我慢するしかない。

以前は「しっぽつき」のマウスを貸し出していた。学生が使う都度、マウスを接続し、終了時に回収していた。学生はよく、マウスを持つときに「しっぽ」を持つ。ぷらぷらと本体をぶら下げていると、ぐるぐると振り回したりする。これはどうも本能的なものらしく、誰彼と言わず、やってしまうようである。そのため、初年度のマウスの故障率が非常に高かった。原因は「しっぽ」の断線である。マウス貸し出しの管理をしている研究室スタッフは一計を案じ、貸し出しのためのすべてのマウスの「しっぽ」廃止の作戦をとったのである。

断線による故障は当然皆無となった。テクノロジーありがたしである。

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