授業をやっていると、学生さんの反応がとっても新鮮なことがある。
しかし、毎度毎度、ということもある。
機械の使い方を教えている授業である。毎度毎度、何人かは、授業中に悲鳴を上げる。
「あーっ、先生、機械が壊れてます」
え? どうした?
「電源ボタンを押しても、起動しませんっっ」
まずこういった場合、学生の方はパニックになっている。ごくまれに突如機械を叩いたり蹴ったりして、物理的に、本当に、機械を壊すことがある。それは断固阻止させねばならない。
はいはい落ち着いてね-、となだめる。大丈夫ですよ-、起動しなくても、あなたに危害は加わりませんからね-。
たいていの場合、電源コードがささっていない、電源コードが緩んでいる、電源タップのスイッチが入っていない、使っているコンセントのブレーカーが落ちている。どれかである。驚異的だったのは、電源コードそのものがなかった。機械にささっているように見えたのは規格の違うコードであった、というのがあった。物理的にマシンの電源がだめだった、ということは教えてこの方、数回でしかない。
コンピュータは電気で動いているんだから、電源がないと起動しない。しかし、機械が壊れていることを疑う前に、まず自分を疑い、チェックをすることが肝心である。
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