同居人の通っている別の大学は、マークシート方式の「授業評価システム」である。
翻って、私の勤務校ではアナログ式の「アンケート用紙」である。
授業の最終日に、研究室からよろしくーと「アンケート用紙」を渡され、学生に記入させて回収する。研究室はそれを集めて教務課に回す。勤務校では集計を外注しているので、年度末に分厚いファイルとデータの入ったCD-Rが届いているようだ。
年度初めに研究室に行くと、前年度の「授業評価アンケート集計結果」というファイルがどーんと置いてある、という状態である。
だからといって、自分の授業評価を十分に理解し、今後は評価向上のために留意せよ、というようなアナウンスがあるわけでもない。お客商売であれば、むしろ「どのように学生の評価を上げるか講師のための傾向と対策講座」などがあるべきだと思うが、それもない。アンケートはとっただけ、という印象がある。評価が高ければ、これから受験する高校生に「うちの大学の授業は学生の評価が高いんだもんね」とアピールできるのかもしれないが、それは「単位が取りやすいだけだもんね」に見えるのではないかと危惧したりする。
研究職である専任教員と違って、こちとらパートの非常勤教員なので、教育成果というコトバがちょっと気になったりするのである。
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