大学を卒業して社会人になった頃は、まだ「セクハラ」などという概念はなかった。
懇親会に行けばお酌を強要され、オジサン達にお尻を触られる。若く純情であった(!)頃は、いやでたまらなかったので、そういう性向のない先生の背後に隠れたりしたものだ。そのうちに、オジサンあしらいの上手な人を眺めながら、その方法を覚えていくようになるものだ。
そのうち、こちらも大人になってくるので、オジサン達の興味はもっと若い女性にいくし、こちらも口八丁で対内出来るようにもなる。
早く結婚した方が! と言われれば、婿連れてこい! と返せるようになるし、自分が産んでから! と言われれば、産ませるんじゃなくてお前が産んでみろ! と言えるようになるのが、年の功、というものである。
人間、伊達にトシは取らないものである。
ただ、そういったことは、本質的にはよろしくない、と思う。目くじらを立てたり、我慢したり、対策を覚えたりしない世の中の方が、はるかにありがたいのは言うまでもない。
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