2014年11月9日日曜日

水圧

小学校の美術の教室に行くと、部屋の片側とか、近くの廊下に水場がある。
小学校の図工では水彩絵具を使うので、そこでパレットやら絵筆を洗う。水場の近くはたいていカラフルな色がはねていたりする。

たいていの子どもは、教えてやらないと、パレットを洗うのに「水圧」を使う。蛇口から勢いよく水を出してその下にパレットを置く。それでも片隅の絵具が落ちなければ絵筆をたわし代わりにこそげ落とそうとする。日頃からお皿洗いのお手伝いをしたことがなかったりするんだなあと、眺めたりする。
もっともたいていの小学校では水道しかないので、寒い冬の日に冷たい水で作業するのがいや、というのも理由になっているかもしれない。お湯の方が水彩絵具のオチが良いとは限らないが。

そんなことを考えていたら、大人の造形講座でも同じようにパレットを水圧で洗っていたり、筆で絵具皿を洗おうとしているのを目撃してしまった。お湯も出るのに、である。人間考えることは同じなのかもしれない。

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