2014年11月25日火曜日

存在

逆を言えば、いまどきの学生さんは「真面目」なのだろう。教室に「存在」することが「出席」だと思っている。
寝ていようが、おしゃべりしようが、スマホでオンラインゲームに熱中していようが、その空間に「存在」しているわけである。
しかし、「出席」とは授業に参加することなので、空間を共有していても気持ちが山の彼方にあるのであれば、「参加」とは言えない。
学期末には、先生のところ、ではなく、教務課におしかけて「クレーム」をつける学生がいる。「僕は2/3以上出席したのに、単位が取得できてない」。

同居人の授業は「講義」なので、ときどきこういった状況が発生する。
ほどなく、教務課のクレームがまわってくる。出席と単位取得状況を確認せよ、という指令である。
速攻で出席と授業の状況を確認する。

小学校の先生、というのは、クラスの生徒の進行状況をものすごーく把握している。顔と名前、授業態度などもよく覚えている。さすがに「昔取った杵柄」である。クレームをつけた学生の名前を見ると同居人は「やっぱり」とういう顔をした。いつも最後列でくちゃくちゃとおしゃべりをしているか爆睡している学生だと言う。


確かに出席はしている。しかし、出席だけが単位クリアの条件ではない。2/3以上の出席は、単位取得のための試験を受験できる資格が出来る、というだけだ。当該学生の試験答案はとても及第点に満たなくて、これでは単位にならない、と判断した、と教務課に返事をした。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

教卓の前の席で、ときどき内職したり爆睡していても、試験で70数点をとっていれば問題無いんですけどねぇ。
教授「君はよく寝ているのに、なかなか良い点をとっているねぇ」
学生「まあ、睡眠学習ってやつですよ。へへへ」
とか

くらうかじゃ