2014年11月19日水曜日

下足番

たまの展覧会で「靴の履き間違い」というのが発生するわけで、同居人だけが間違えるとは限らず、この手の会場ではたいてい「私の靴はどこだー」と叫ぶ人がときどきいる。

同居人は公開授業をよくやる小学校に勤務していた。こういうイベントの時は、ものすごーくたくさんの来客がある。もちろんその人数分の「下足」が発生する。履き間違いとか取り違いとかが予測されるので、人手があれば「クローク」というのが設置される。靴を預かって下足札を渡す、という古風なシステムである。
人手がなければ、ポリ袋を渡されて、「自分の靴は自分で袋に入れて携行する」システム、というのもよく見かける。
要は、たくさんの靴が一辺に並んでいる状況だったり、靴箱の中にランダムに入れるシステムだったりすると、間違える確率が高くなる、というわけだ。

飲み屋で傘を取り間違えられる、という経験がある。しかし、自分自身が他人のものを持ち帰った経験がない。常に「私のものはどこだー」と叫ぶ側である。

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