2014年11月11日火曜日

道具

実家では母親が音楽をやっていたり、学校関係の人間が出入りしていたこともあって、本や道具を「けちる」ことがあまりなかったと思う。音楽ばかりではなく、ほかの授業の道具も、同級生よりはいいものを持たせてもらった。結局、将来的に選択したのは美術方面だった。

同じように育てられた妹は、しかし自分の子どもに関しては道具を「けちる」方のタイプである。いまどきのご父兄もそういうタイプが多い。子どもに画材を買うのに、まず100円ショップへ行ってみたりするのである。

100円ショップで画材を買って使ってみるとよく分かるのだが、とりあえずの用はなすものの、「楽しみ」にはならない。絵具の発色、紙と筆の接触を「楽しむ」のには、ちょいと「悲しい」クオリティである。最高級の画材、とは言わなくても、ちょっと背伸びした画材だと、ものすごーく上手に見えるのである。100円ショップの画材は、下手に見える、とは言わないが、これで上手に見せようとすると、それなりのスキルが必要になる。

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