機材貸し出しが「普通」になると、研究室で抱える機材は膨大になってくる。
勤務しているセクションでは、1学年90名の学部生と、1学年10名程度の大学院院生がいる。
コンピュータが2-30台がぞろぞろと並んでいる教室が4部屋くらいあって、機材管理は研究室の業務である。授業で使う訳だから、機材はすべて同じように整備され、同じように使えなくてはならない。パーソナルユーズが基本的なものが多いので、ばらばらなセッティングでは作業は出来ない。
もちろん、使っているソフトウェアのアップデートやアップグレードは毎年数回になる。アップグレードに伴ってマシンスペックが高くなるので、ハードウェアの入れ替えは4-5年ごとになる。昔と違って、最近は「購入」ではなく、「リース」で導入できるようになったので、入れ替えはスムーズになった。
こうなると研究室の業務は、学生さんの世話をするよりも、機材の世話をしている方が多くなる。
教育の現場としては、「対人」な業務と、「対機械」な業務と、人員を分けた方が効率的ではないかと思うのだが、教育現場と言うのは会社風な組織と違って、なかなか組織を変更するのが難しい。
そうこうしているうちに、社会状況の方が早く変わるような気もする。
毎年学年末になると、来年はどうなるんだろうねえ、などと話しながら採点業務をするわけだ。
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