私の方はぼちぼち年度末、ということもあって、成績を出すのが忙しい時期である。
勤務校の成績評価の基準は、2/3以上の出席で課題提出と期末試験受験資格の取得が認められ、課題または試験クリアで及第点がもらえる、というシステムである。
最近は教務課からのご指導が厳しく、留年者を出さないように、という通達が来る。おかげで課題の提出がない学生を追いかけて、提出しろー、と催促することが多くなった。
提出しない、というのは、単位取得を放棄する、という意思表示なのだと思っていたら、最近の学生は「提出しなくても単位くらい取得できたらラッキー」くらいの気持ちでいるらしい。催促を重ねることしばし、やっと提出されたのは進級会議すれすれで、それまでやきもきしているこちらの気持ちくらいおもんぱかってもいいだろう、という気にもなる。
いい意味でいい加減だった時代とは違い、顔さえ出せば単位が取得できる、というのは、何か違うような気がする。だから、日本の大学と、入るのは易く出るのは難い欧米の大学と、比較されてしまうのかもしれない。
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