よーく話を聞いてみると、同居人が靴を間違えてしまったのはこれが初めて、というわけではないらしい。
以前もこの季節だったそうだ。
小学校の展覧会を2カ所はしごした。2カ所目で帰ろうと思ったが、自分の靴がない。誰か間違って履いて帰ったのではないかと大騒ぎをしたそうだ。携帯電話のなかった時代である。学内の客と先生に確認したが、全員間違えてはいない。結局最後の客が帰るまで待つことになった。間違えて帰った客が、あわてて返しにくるかもしれないからだ。しかしぽつねんと玄関に残っていたのは他人の靴、結局それを履いてきたのではないか、とようやく思い当たり、最初に出向いた学校に電話をした。最初の学校では「誰かが自分の靴を履いて帰った」という先生がいたらしかった。先生は予備の靴でお帰りになったので、「誰のものか分からない靴が1足残っている」という状態だったらしい。電話でやり取りすると、どうも自分の靴らしい。
結局、1校目を出て、2校目で靴を脱いでも、他人の靴だとはわからなかったわけだ。
教訓:自分の靴には名前を付ける。
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