授業に遅刻した場合、交通機関の遅延であれば証明書を持って来てね、というのが私の授業のお約束である。
高校までに電車通学の経験がないと、遅延証明書のもらい方が分からない、という場合がある。だから遅れた電車を降りた駅で証明書をもらいなさい、などと、交通機関の使い方まで教えることになる。
JRから私鉄に乗り換えてくる場合、遅れたのはJRだけなら、遅延証明書はJRで発行するので、私鉄では遅延証明書は出してくれない。もちろんバスは交通事情から言って定刻通りというのは請け合わないから、遅延証明書は発行しない。
にも関わらず、新学期開始後2ヶ月経っても、「バスは遅延証明書を発行してくれないんでしょうか」と私に聞く猛者もいる。
昨日の猛者は、「JRが遅れました。私鉄に乗り換えて、そこの駅からバスを使ったんですが、バスの運転手がJRの遅延証明書を出してくれなくて」。
東京の交通事情に相当不案内なのか、交通機関は全部同じ経営だと思っているのだろうか。決して海外留学生というわけではないし、首都圏の出身者であったりするのだが。
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