2012年6月5日火曜日

邂逅

学内を歩いていると、事務局の職員と時々邂逅する。

助手として働いていると、業務柄、職員とやりとりすることが多い。その後私は助手の任を解かれたので、直接職員と交渉することは、ほとんどなくなった。
おたがいウン十年、同じキャンパスで過ごしていたりするのだが、相手は事務職員なので毎年異動があったり、こちとら非常勤なので授業だけ行って帰る状態なので、すごく久し振り、ということもある。
まあ懐かしいねえ、などとしばし昔話などする。久し振りであればあるほど、タイムスリップな感じである。

大学職員というのは、事務方である。美術とは違うジャンルの業務である。私の頃は卒業生が事務職員として就職、というケースがほとんどなかった。だから、一般大学の卒業生、野球部出身、とか、応援団出身、などという、別世界の人が入ってきた。当然、習慣も常識も全く違うので、お互いあたふた、という状況も何度かあった。その一方で、早期退職者も多く、いつの間にかいなくなって、という人も何人かいた。

先日邂逅した職員は、学生の庶務係、みたいなセクションにいた人だ。学生生活相談全般一手引き受けといった部署で、問題学生の相談も担当である。私が助手になった頃の問題学生の何人かは宗教がらみのトラブルだった。アヤシイ新興宗教に引きずり込まれて、全生活と有り金を注ぎ込む、といったケースだ。その部署の職員に相談し、何人かの教員とプロジェクトチームをつくって、洗脳された学生を救出してもらったこともあった。
現在、似たような状況の問題学生は、宗教ではなくネットゲームである。寝食を惜しんで、小遣い生活費を注ぎ込み、引きこもるのである。

学生の「問題」も時代によって変わるもんだねえ、というのが立ち話のオチではあった。

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