2012年6月23日土曜日

本質


ことほどさように、技術や文化、ハードウェアの切り替わり、というのは、その本質ではなく、利用者のニーズに依るところが大きいものである。

インターネットも、サービス開始から遍く普及していたわけではない。何かきっかけかと言えば、今でも時折「不正請求」の名前でニュースに出てくる「アダルトサイト」が出始めた頃ではなかったかという気がする。

結局のところ、「ピンク」なものは、不要不急であるが、潜在的なニーズがある。
レンタルビデオ以降、それは「個人」が「個室」で楽しむものになり、他者と共有するものではなくなった。
街にあった映画館や、ポルノ専門の上映館がなくなった。しかしだからといって、ニーズがないわけではない。どのような手段で個人にピンポイントに届けられるか、ということだったのである。

その手の情報を得るために、出費と努力を惜しまない人が多い。機械の規格は変わっていくのだが、人間の本質は変わらないと言うことだろう。

0 件のコメント: