2014年10月8日水曜日

書式

毎年数回は、このEXCEL方眼紙によって作成された書式にのっとって、同居人の履歴書や研究業績書を作成せねばならない。

最初のうちは、馬鹿正直に送られてきた方眼紙にいかに合わせて作成するかを腐心した。しかし、である。excelで作ってしまうと、再利用は甚だしくやりにくくなる。
指定された書式は複雑怪奇なことおびただしい。見た目はひとつのセルなのだが、実はいくつかのセルが結合されている。…ように見えるのだが、罫線を「なし」にしているだけなので、テキストを打つと、変なところで折り返してしまう。書式を作った人物は、「表」だけを印刷したかったので、中のセルにダミーテキストを入れることさえしていないようである。見た目を維持するために、複数のセルにセンテンスを分けて入力する。うちはMacなので、Windowsの標準フォントは持っていない。微妙にレイアウトが変である。ちょいと書式を変更しようとしても作成者以外の改変は許さないという設定になっている。もちろん見た目はなんとかなるが、データとしてはもう意味がない。記入した項目のソートすら出来ない。
数時間格闘した後で、手塚治虫風にいうなら「あっちょんぶりけ」である。

結局、印刷された「書類」を要求される場合が多いので、別のソフトで作り直してしまった。これでデータ流用もらくちんである。印刷された「紙」だけでは、どのようなソフトで作成されたのか分からないからである。

ところが今回提出する某大学は、excel方眼紙の書式を送ってきて、そこに必要事項を記入したデータで提出するようにというご指定である。ますます「あっちょんぶりけ」である。最先端の「情報コミュニケーション学科」の設置されている大学である。これが「普通」なのだろうか。うーむ、日本の情報教育は奥が深すぎる。まあ、PowerPointで文書をつくれ、といわれるよりもましかもしれないが。

0 件のコメント: