電気仕掛けになってくると、機械は「消耗品」になってくる。
以前は、1年生のクラスで「一眼レフを買いなさい」みたいなことをよく言われたし、言ってもきた。自分の目玉になる機材で作品をつくることを習慣化するための第一歩である。
大事に手入れして使った父親のカメラを貰い受けて、アルバイトでレンズを買い、それで卒業制作の作品をつくる学生もいた。
現在は、1年生のクラスで「一眼レフを買いなさい」とはあまり言えなくなってきた。自分の目玉になる機材を持ち歩くことは同じだが、数年後の卒業制作の頃には「使い物にならない」かもしれないからである。電気仕掛け、とくにデジタル化された機材は日進月歩で進化する。
学生に「おすすめのカメラは何ですか」とよく聞かれるが、難問である。
0 件のコメント:
コメントを投稿