2014年10月13日月曜日

デジタル

写真、といえば今やデジタル、である。
動画の方はフィルムが目の前から消えてしばらくになる。もっとも、16mmくらいになると、それなりのコストがかかるので、アマチュアのお遊び、というわけにはいかなかった。私にもうつせます、というコマーシャルで一世を風靡した8mmフィルムは、一家に一台、というほどの普及率でもなかったので、さざ波のように消えていった、という印象があった。一般家庭にはテレビ放送録画用のビデオテープレコーダーが普及したあと、8ミリカメラではなく、ハンディビデオカメラというものが、学芸会や運動会の父兄席でよく見られるようになった。

撮影したものがすぐ見られる、時間を気にせずに記録することができる、現像代不要、現像してみたら露出ミスでまったく撮影できなかったなどと言うハプニングもない。後で開発されるもの、というのは、それなりに先行のデメリットをつぶしながら製品化される。一方で、テクニカルなハードルが低くなった分、それでオーケーか、と言えば、そうではない部分も出てくるものだ。今や完璧に「ブラックボックス」、である。

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