最近の大学は、少子化の影響もあってどこも営業活動が盛んである。
営業、といえば、大学ロゴ入りグッズ、というのが、昔からあったが、最近はとみにおしゃれ雑貨土産物好適品となっている。
東大、といえば、ちょいとレトロな日本手拭いというのが定番だったが、今は学外向けにもさまざまなものが売られている。もちろん、研究成果のたまもの、というものもあり、お酒が並んだ時はつい親近感を抱いてしまった。
同居人が通っている大学の一つでは、「饅頭」である。包み紙に、大学講堂のイラスト、饅頭のてっぺんには、大学の校章が焼きごてで入っている。もちろん大学内での製造ではなく、近所の著名和菓子屋Fのご謹製である。さらに、去年新発売になったのは「お茶」である。大学名に「茶」の字が入っているという「ダジャレ」なので、別に学内に茶畑があるわけではない。奈良にある姉妹校は「奈良漬け」で売り出すのではないかと、密かに想定しておる。
通っているもうひとつの大学は、総合大学でさまざまな学部と研究分野があり、学内の売店にもたくさんの「大学グッズ」が並んでいるそうだ。呑兵衛の同居人は棚に鎮座ましましている「大学ワイン」というのに、目を奪われたようだが、学内関係者から「とってもおいしくないので、やめた方がいい」と助言され、購入を断念していた。授業最終日のお土産は「国大サブレー」であった。普通なサブレーである。
美術系な勤務校では、スケッチブッククロッキー帳手提げ袋手ぬぐいなどが数年前から販売されている。大学イベントの賞品好適品である。さすがに美術系だと食い物はないのが残念である。
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