2014年10月7日火曜日

種類

同居人は小学校を退職した後、いくつかの学校の非常勤講師をかけもちしている。よく言えばフリー、悪く言えばパートの先生である。
パートの先生、というのは原則として1年雇用、つまり毎年契約更新をしなくてはならない。一方で面白いのは、いろいろな学校に顔を出せる、というところだ。

1年雇用の条件であったり、新規の雇われ先だったりすると、「書類提出」を求められる。先生業だと、履歴書、研究業績書というものだ。

面倒くさいのは、雇う側の事務方が連絡をしてきて、この書式で書類をつくるようにと指定されることだ。一律に全国津々浦々「書式」が統一されていれば、既存の書類を使い回したりするのだが、学校によって「びみょー」に書式が違う。しかも、たいていは、windowsで作成された、ひとつふたつ前のバージョンのwordやexcelファイルが「書式」として送られてくる。
我が家はMacベースで作業しており、私はやたら挙動重厚なMS Officeユーザーではないので、当然のようにフォントが置き換わり、レイアウトが崩れる。書類をワープロで指定してくるならともかく、表計算ソフトで文書を作れ、と言ってくる学校もある。三流弱小専門学校ではない。りっぱな、国立大学である。
書類を開いてびっくりした。これがネットでひところ話題になった「EXCEL方眼紙」というものであった。

新規採用先に同居人が応募をする。同居人は事務作業が苦手なので、書類作成は私の担当である。おかげで、あちこちの大学のEXCEL方眼紙と奮闘するはめになる。もしかしたらこれで応募意欲を削ごうという罠か、EXCELのアクロバティックな扱い方を見たいのではないかと勘ぐってしまう。

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