同居人はメタボ体型の自動車好きである。
ちょっと時間が出来ると、新発売の気になる自動車をディーラーに覗きに行く。試乗もお好きである。
以前、あるディーラーに新車を見に行った。スペック的に気に入ったらしく、実車のある店舗を探してショールームに出かけて行った。
同居人が見に行ったのは、スポーツタイプのセダンである。バケットタイプのシート、太めの革巻きステアリング、大きめのディスチャージヘッドライトなど、クルマ好きオジサンの心をそそるパーツ満載である。
ショールームの展示車のドアを開けて、ドラーバーズシートに身を沈める、はずだった。……のだが、シートの座面までお尻が届かない。バケットシートの悲しさ、両脇のクッションが高くてカタい。横に太い尻がつかえてしまったのである。
メタボ体型は、シートの選択肢が狭くなるのである。
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