大学にはもちろん、講義科目もある。
当然のように出席をとり、集計する。同居人の講義は150名ほどだが、毎週の作業はそれなりに大変である。
学生数が多い大学だと、もっと大人数の授業もあるだろうが、どうやってこなしているんだろうと時々授業の運営の方が気になったりする。講義の内容とか、単位取得の安易さとか、学生側の情報はよく聞くが、そっち側の情報はなかなか聞くことがない。
私の学生時代はアナログもいいところなので、授業中に出席簿がまわってきた。仲良しのお友だちの分も○をつければ代返である。まあ正確な出席者を割り出せるわけはないというのは、先生側もわかってやっていたはずなので、「完璧に捨てた人」をあぶり出すくらいの効果しかなかったのかもしれない。
他には、「出席カード」を配付し、記名して集める、というスタイルもあった。1枚ずつ、というのに、数枚がめておいて、来週再来週の分は友だちに言付ける、という裏技を見つけた学生がいたせいで、配付するカードは毎週色違いになった。
同居人の大学の最近の学生証はIDカードと言って、電子的な情報も組み込まれるようになったので、講義の入室時にカードリーダーに読み込ませて集計、というハイテク出席管理装置も導入されているそうである。それとて、サボる学生が学生証を出席者に預けておけば代返OKなので、完璧に出席者だけをカウントできるわけではないらしい。
まあ、出席するかどうかは学生の自主性であるし、出席しなければこなせないテストやレポートであれば当然単位は取れないので、ここいらへんが先生の腕の見せどころでもあるのだろう。両者の攻防は永遠の課題でもある。
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