新宿までバス15分というところから、東京と埼玉の県境の郊外へ引っ越して10年ちょっとになる。
生まれは名古屋だが、新宿育ちの同居人にとって「郊外暮らし」は初めてのことだそうなので、生活環境についてのリアクションがいちいち「都会人」らしかった。
近くに大きな寺があり、その周囲には「動物注意」の道路標識がある。描かれているのは狸の絵である。
夕方に、駅まで迎えに行った帰り道、20メートルほど向こうを狸がゆっくり道路横断中であった。のんびりしている郊外では、生きものものんびりしたものである。
そこは「タヌキ通り」と命名された。
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