2015年4月22日水曜日

ご注意

同居人の授業は、担当し始めた年以来、かなり受講生が多かった。一番多かった年は200人を超えていた。すでに「顔と名前を覚える」ようなグレードではない。
月曜日の5時限目、ほかに選択できる授業がなく、教職課程の選択必修である。まあ「当たって砕けろ」作戦とか、「とりあえず登録」作戦の学生も少なからずいて、それが1〜2割程度である。授業を進めていくうちに、「ほかに人生を賭けるべきものをみつけてしまった」とか、「卒業制作でとても授業に出られるような状態ではない」という学生もいて、これも1割弱くらいになる。ここ数年のケースだと、こうやって2割程度は「単位を出しづらい」事案が発生する。

数年来、こうした事案には速攻かつ妥協なく対応してきた結果なのか、今年の名簿は学生数が80名弱、初めての100名未満である。出席だけでは単位は取れない、毎時間のコメントシートの提出、授業内レポートが多い、最後のテストはもちろんがっつりな記述式である。

であるのに、なぜか授業開始数回は、名簿に名前のない学生が数名「出席」している。受講登録時に勘違いしているのか、教室を間違えているのか、と思うのだが、毎時回収しているコメントシートはしごく「真面目」である。登録していない学生は、皆勤賞でも単位は出ない。
受講科目と開講している講義室、担当教員の「顔」をきちんと照合することが大切である。間違いだよと、誰も注意はしないのが大学である。

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