2014年3月25日火曜日

となり

研究室で運営する授業が増えてくると、管理する方も大変である。
実技授業であれば、授業で使用する教室や工房、機材や消耗品なども必要だ。先生に教室の鍵だけを渡して「お願いします」という程度では済まない。

一方、授業をする非常勤講師は、単なるパートタイマーである。先方から「こういう授業をお願い」され、定時に行って授業だけして帰ってくるだけだ。隣の教室では何をしているのか、分かる由もない。

勤務校では、数年前から学生に授業の終了日に「授業アンケート」を行うようになった。授業の内容や課題、指導方法の満足度などを集計しているようである。
授業を担当しているのが非常勤であれば、単に授業についてのスキルだけを問うべきである。学生の「お答え」に、機材の運用や管理についての「ご要望」や「ご意見」があれば、それは非常勤の請け負うところではない。そもそも、授業をマネジメントしているのは大学側のはずで、授業ごとのアンケートではなく、総体としてのマネジメントは問われないのか、と思うこともある。

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