どんな機械であれ、工業製品ではある。マスプロダクトの製品であれば、個体差がない、と一般的には思われている。
しかし、意外に個体差はある。
授業で学生に使わせるビデオカメラは、一般コンシューマー向けのものだ。一般的、であれば、ユーザーがオーナーだし、1人に1台とか、1かに台なので、あまり考えないだろうが、実は、5−6台も同じ型番のカメラを使うと、個体差を感じることが多い。色の基準や露出など、微妙なのだが、それぞれに「くせ」がある。
コンピュータも、教室や工房には、同じ機種を複数台揃える。全部の機種が違ったら、教えるのが大変だからである。しかし、「同じ」であるはずなのに、電源ボタンを押してログインするまでの時間が、それそれ微妙に違う。キーボードのタッチや、ディスプレイの明るさが、微妙に違う。
だから、作業をする時は、開始から完成まで同じ「機械」を使うことが、お約束である。
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