2014年3月17日月曜日

亀裂

どんな機械であれ、工業製品ではある。マスプロダクトの製品であれば、個体差がない、と一般的には思われている。
しかし、意外に個体差はある。

郊外暮らしなので、日常的に車をよく使う。こちらも、工業製品だが、個体差がすごくある。よく「あたり」「はずれ」といったことを言うが、私の場合はどちらかと言えば「はずれ」をひく確率の方が高い。いやむしろ、「あたり」はなかったかもしれない。

ずいぶん前の話だが、3代目の新車納入後、1ヶ月くらいのことである。大雨の日に走っていて、ワイパーが突然動かなくなったことがあった。動かないまま走るわけにはいかない。JAFをよんだら、修理を始めてくれた。ありがたいことである。拝んでいたら、「びきっっ」という音がした。ワイパーのモーターをエンジンルームから取り出そうとして、工具をてこに使っていたら、フロントガラスに亀裂が入った。修理は中断、小雨になったので、このまま帰ることにした。
JAFのオジサンは、修理できなかったので、出張料はいらない、と言い出した。伝票も署名も不要だと言う。しかも、修理に来なかったことにしてほしい、フロントガラスの修理費が発生したら連絡をくれと、名刺を置いてあわてて帰っていった。
後で考えるに、どうも、こういったケースは、「社内」では厳しいのかもしれない。

新車の頃であったのと、車のメーカーに知り合いがいたので、フロントガラスの無償交換となった。オジサンに電話して、お互いにヨカッタネー、であった。

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