前述したように、たいていの学生は、貧乏な故に、雨靴を所有していないので、雨の日は高下駄、だったそうである。
その中に、雨の日でも革靴で登校する洒落者の学生がいた、というのが話に良く出てくる。それがK君で、というのがその話の締めなのだが、当のK君は我々世代の講師であった。
そんな話を聞いた後に、その先生に会うと、つい「雨の日の泥にまみれた革靴」を思い出してしまう。
でも、我々世代の講師であったK先生も、とても「おしゃれ」であったので、若い自分からそうだったのかとつい納得してしまった。すでに退職されているのだが、いまでもおしゃれな爺さんであるに違いない。
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