2012年12月18日火曜日

女子率

景気が悪くなると、芸術系の学校の入学志望男子が激減する。
筆記試験が入学考査のウェイトとして大きくなると、どうしても高得点を取るのは現役女子になる。男子は「就職しなくてもやりたいことをやりたい」捨て身のタイプだったりするが、女子の場合は「大手企業に就職」というのが進学の第一条件にはならないことが多い。「ゲージュツをやるなら」と応援されるタイプが多かったりする。
かくして、景気が悪くなると、現役女子率がとても高くなる。

男子の方も草食化しているのかもしれないが、女子が多くなると、ガテン系がむしゃら系肉体系バンカラ系男子が激減する。かくして、全体に線の細い感じの男子学生さんが増えてくる。
まあそれも世の流れであるから、こちとらまわってきたクラスで授業をするまでである。

教えていて男女のどっちがいいか、と問われることがある。それは男女ではなく、それまでの育ち方とか経験値で決まってくるような気がする。結局そこから、学習意欲も好奇心も出てくるような気がするからだ。

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