2016年7月17日日曜日

宿題

さてそろそろ2学期制の大学では前期授業終了の頃合いである。
担当している学科では現役の学生が8割越え、というのが大学入試対策室の統計でやっとこさ判明した。どうりで教室にはいるが、意識は教室の外側、という「単にいるだけ」という学生が増えているのが納得できる。教室に来ているのが「義務」でもあるかのようで、覇気がない。
授業終了時に「夏休みの宿題があるのか」と聞きに来た学生がいた。「そんなものはない」と言ったら、喜色満面「やったー、勉強から解放される」と小躍りしていた。いやあ、それは反対だろう。「やったー、自分で勉強できる」と小躍りするのが大学生ではなかろうか。

一方で夏休み明けの授業で「夏休みは何をしていたか」と聞くと、概ね「ぼーっとしていた」「田舎でのんびり過ごした」というのが増える。大学というのは思いっきり勉強できる身分、ではなかったのかと、がっくりする。 

0 件のコメント: