2016年7月13日水曜日

作業中

他にもここ数年で多くなっているのは、ラップトップを机上で開いて、キーを叩き始める、というものだ。

女子学生が教室で机上のラップトップに向かって、速いピッチでタイピングをしている。途中であくびをしながら伸びをして窓の外を眺める。またタイピングを始める。

机の上にはラップトップと缶コーヒーだけがある。こういうのはたいてい「課題をしている」という状況を示していることが多い。何の課題か、は設定されていないので、ラップトップの画面は映されない。
彼らの普段の生活はそうなのかもしれないが、どう見ても、タイピングの練習以前、ゲームをやっているようにしか見えない。やけに速いピッチのタイピングなので、文章をひねり出している、感じに見えない。

そういえば、同居人が仕事で行っている中学校に、ある中年の先生がいるそうだ。ずーっと職員室にいてラップトップに向かってポチポチ。しばらく画面をにらんでまたポチポチ。仕事熱心なのかと思ったら、あだ名は「ヤフーオジサン」だと他の先生が教えてくれた。見ているのはヤフーのトップページで、個人的なことでネットサーフィンばかりをしているらしい。干されているのかどうかは分からないが、「窓際族」の新しい生態のようである。 

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