2013年1月27日日曜日

屋外


学校では卒業制作展も終了したようで、ばたばたと年度末の作業が続いている。
入学試験のある2月いっぱいまで、寒い季節である。

東京といえども郊外にあるので、都心から学校に来ると「温度差」を感じる。2-30年前はもう少し周囲に畑が多かったので、なおさら、である。

美術学校というのは、「汚れる作業」が多いので、基本的に校舎は「オープン」なつくりである。廊下や階段などの共有スペースはほとんどが「半屋外」、つまり「ふきっさらし」だった。もちろん、トイレもである。
教室内は暖房があるのだが、トイレに行くためにオーバーを羽織る。大雨の日は傘をさしてトイレに行く。トイレに暖房などなく、壁や扉の外はすぐ「屋外」。当然寒い。冬になると、あれこれと都合を付けて図書館に出向いたりしたが、そこには構内でも数少ない、「外気が扉から直接入らないトイレ」があったからである。

今やほとんどが暖房便座付きの洋式トイレ、洗面所内も冷暖房完備、である。

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