2013年1月22日火曜日

コピペ


当然、今も昔も学生は「楽して得する」ことを考えるものである。

インターネットにつながったコンピュータでレポートやら論文を書くようになった今日この頃、学生さんの「資料をきったりはったり」する作業は格段に簡単便利になった。だから、レポートの課題を見ていると、「どこかで見たような文章だなあ」と思うことが増えた。ややもすると、何人も同じような文章を書いていたりする。
もちろん手書きの時代も、資料丸写し、というNGなレポートもあったのだが、まあ手書きだから語尾を少しアレンジしたり、ちょいと文章の順番をかえたりなどして、一生懸命ごまかそうとはしていたのである。ところが、コンピュータではまるごと「コピー」して「ペースト」しちゃうものだから、一言一句間違いのない丸写しになってしまうのである。
もちろん教える側の方も心得ているもので、「コピペ発見ソフト」というのが開発されていたりする。こういう話題は、誰が正しいとか、教育的な配慮とか、いろいろあったりする。本当の問題点はまたべつのところにあるのだろうし、抜本的な解決策というのはないのだろう。

手書きなら、書き写せばいくらかは頭に入るのだろうが、コピペではそんなことはない。
ただ、こういったことで勉強の機会を捨てているような学生が増えてくるのは、少し悲しいような気がする。

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