もちろん、今も昔も学生は「楽して得する」ことを考えるものである。
当然そこにはリスキーなこともあるだろうし、むしろ「得する」考えるよりも真面目にやった方が早かったのではないか、ということもあったりする。
我々の世代であると「カンペ」というのが、カンニングの代表的なツールである。小さな紙にヤマをはった「お答え」を、米粒に書くような小さな文字で書き込んだりするのである。ボールペンの軸に仕込んだり、消しゴムに割れ目を作って挟み込んだりするのだから、もちろんちっちゃな紙である。だから、カンペを作り終わった頃には、中身は頭に入ってしまい、当日はお世話にならなかった、ということすらあったりする。もちろん、ヤマが外れたら、カンペを取り出すまでもない。あの苦労が無駄だったと知るだけである。
もちろん、一般的に学校では「試験が命」なので、どんな試験であってもカンニングが発覚したら即退学、いや除籍だなー、という対応をするところもあった。シビアである。
冷静に考えれば、試験で世の中を渡り歩く社会であるので、それなりにズルはリスキーである、というごくごく当たり前なことだったりもする。
0 件のコメント:
コメントを投稿