2013年1月13日日曜日

代返

同居人の講座は一般講義なので、受講登録者は200人弱、平均的な出席が100人超えである。
これくらいの人数だと、教室内の学生の顔を覚える、という段階ではない。学生も単位は欲しいが勉強はあまりしたくない、というのが世の常なので、講師とのイタチごっこが続けられる。

筆者の学校はそうそう大所帯ではないので、何百人という大講義はあまりなかったが、それでも「出席簿まわし」では授業内に名簿が回りきらない、というケースがあったりする。こういう時は、「出席票」というのが使われる。
入室時に1枚ずつ小さな紙切れが渡される。紙には「日付、授業時限数、科目名、担当教員名、受講者の専攻学年クラス氏名」を書くための枠が印刷されている。授業終了時に教員が回収する、という仕組みである。

出席簿回覧よりも、まあ代返がしにくい仕組みにはなっているが、皆無にはならない。配布と回収はやはり手間取るので、いちいち紙と名前と顔を照合するわけにはいかないからである。同じ筆跡だと代返がばれる。ときどき、注意されたりする。

来週の代返用に、数枚の紙切れを確保する学生がいたりする。次の週は、違う色の紙切れが渡されたりするので、NGである。そこらへんは、予想の範囲内である。
世の中、ずるをしてはいけない、と思わされるのが学校、というところなのである。

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