今年も2月、通信教育課程の方はそろそろ学期末である。毎年のように同じようなことを書いているので、人間は誰もが同じことを考える傾向があるのか、こちらが成長していないのか、と思うようになってきた。
数年前と違うことは、学生の数が減っているのか、提出される作品のペースが遅い、ということである。世間様の景気をもろにかぶる業界なのである。
通信教育課程を手伝うようになってから10年あまりになる。最初の頃は、通学生とあまり変わらない年齢の学生も多かったが、最近はもう少し年が上、むしろ学習意欲がはっきりしている人が多いような気がする。
それでも「締め切り間際にすべりこみ」するのは、年齢や居住地域に関係ない。そろそろ提出が増えてくる時期にはなっている。私が担当しているのはレポートなどの書類提出だが、一方実技科目というのも同様に締め切りがある。提出されるのは立体や絵画もある。油絵の場合は乾いてから木枠からはずしてキャンバスを丸めて送付、などという作業が出来るのだが、締め切り間際になると「木枠張り込みのまま」しかも「絵の具が乾いていない」、立体だとやっぱり「支持体あるいは接着剤が乾いていない」したがって「送付用段ボール箱で形状が変更されてしまった」というのが配達される。時間が無いとこういうのが増えるので、対応する側は大変そうである。
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