実技授業の提出物であるので、もちろん「お題」があり、途中経過報告をして、途中経過指導などが入る。最終的に出来上がった作品は、完璧にノーチェック、というわけではないことが多い。
最終的に提出できた作品が「ひどくまずい」ものであっても、途中経過を見てもらっていれば、「作品がよろしくないので落第」にはならない。再提出でリベンジ、という作戦もあったりする。
実技にあまり自信の無い私のようなタイプの学生は、ともかく途中で何度もしつこく指導をもらう作戦をとるか、実技自信満々の学生と一緒に作業する作戦をとる。門前の小僧、ではないが、周りが見えていると、やれそうな気もしてくる。課題のゴールに正解はないので、自分なりの正解を探す努力は、それなりに必要である。
教える側になって気をつけているのは、最終的に提出された結果としての作品だけを見ない、ということである。お題に対する考え方や、作業の計画、それを実行するプロセスが、あまり方向ハズレでなければ、作品はそこそこのものになってくる。最終的なグレードに影響するのは、作者のモチベーションの維持であったり、作業の工夫や段取りといったところだ。それは「場数」を踏むことで解決することも多い。それは社会人になるまでに、あるいは社会人になって数年で会得できることが多い。
0 件のコメント:
コメントを投稿