ハキハキくんがいることで、作業は円滑に進む、とは限らないこともある。
もちろんハキハキくんだけが「悪い」わけではなく、「おまかせ」状態にしてしまった他のメンバーの責任もあることは否定できない。
ハキハキくん以外の学生が、「キレる」「反抗する」「分裂する」ことがあり、「分裂」状態のまま、空中分解して授業が終わることもある。
あるいは、ハキハキくんを排除して、ハキハキくん以外の学生で作業を別途進行してしまうこともある。
グループ作業ではどのように話し合いをして、役割分担を決めていくか、ということが重要だ。それは「ハウツー」ではなく、生活の経験値に根ざすことが多いのかもしれない。
初対面の学生同士では、遠慮しながら話し合いが始まる。お互いに譲り合ってなかなか物事が決まらない。しかし、顔見知りの学生同士で組ませれば上手くいくとも限らない。ミーティングをすれば横道にそれ、馴れ合っているので、ルールがなし崩しになる。
外国籍の留学生が混じると、コミュニケーションを丁寧にとろうとして上手くいくケースもある。一方で、日本国籍でもインターナショナルスクールの出身だと、文化や経験値が違うのか、日本の学校を出た日本人とうまくやれないことがある。
もちろん、授業内の課題であり、私の授業としては「失敗オーライ」なので、制作が上手くいかない、ということを評価の対象にはしない。大切なことは「なんでこうなったのか」という、原因を知ることと、その対策を考えることだからだ。
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