2014年5月14日水曜日

始まり

担当している新学期の授業は、5月上旬が始まりである。
グループ制作が基本で、3-4人で1チームになって、作業をする。基本的に「映像」という業界は共同作業が基本なのだが、コンピュータによるノンリニア編集が可能になり、スマホにも動画が撮影できるご時世なので、ワンマンな作業、というのも現実的な今日この頃である。

私が制作をしていた頃は、フィルムよりも消耗品や機材のレンタルが安いとは言え、20分のテープが5000円、ビデオカメラなど撮影機材のレンタルや編集のレンタルは基本的にはプロ向けなので、目玉が飛び出るほど、お高かった。機材や消耗品の予算を切り詰めようと思えば、撮影や編集をいかに効率的に短期間で済ませるか、が勝負になる。従って、短期集中人手投入決戦型が基本中の基本である。
ところが、ワンマン作業が可能であれば、気の向いたときに撮影、編集中に気がついたらリテイク、編集は夜中でも日曜日でも気の向くまま長時間いじくりまわせる。アマチュア作家や、個人で作業するアーティストなどにはありがたーいご時世である。

受講する学生さんは、個人作家を目指す人ばかりではなく、将来的にはプロダクションで作業をする、大人数でもっと大きなプロジェクトで作業をしたい人もいるわけで、授業ではグループ制作が基本になる。

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