2014年5月7日水曜日

シラバス

学校では翌年の授業の内容や予定などを集めて「シラバス」というかたちで告知する。

学校によっては、「記述すべき項目」が細目によって決められたフォーマットが用意してあったりする。学生さんとしては、それを読んで、登録すべき講義を決められる、というわけである。

勤務校では前年の末から1月にかけて原稿を集める。同居人は、いくつかの学校に行っているが、学校によって締め切りが違う。早いところでは、前年の秋半ば、遅くても暮れになる前に締め切りがある。
授業と言えどルーチンワークではない。年度内の授業が終わって、成績を出しながら、ゆっくり反省と傾向と対策を考えて翌年の授業内容を検討する暇もなく、来年度の授業概要を考える、というのは、どうもせっかちな感じがする。

今やオンラインシラバス、というかたちで、学生さんがそれを読むのだが、締め切りはかなり前倒しである。春休みの間に、授業方針を変更したくなったら、1年我慢して次年度、ということになってしまう。教育現場はかくも世間とはペースが違うものである。

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